河内長野の歴史の宝庫「天野山金剛寺」文化財紹介 [河内長野散歩]
天野山金剛寺の金堂や楼門に掛かる桜を鑑賞した後
女人高野・天野行宮の文化財を見よう
カエル君の待ち受ける客殿から入ろう
建物から垣間見える庭、期待しよう。
どう見ても枯山水、広い立派。
奥の茶室前のお庭もあった。
池があるので枯山水ではないだろうが似ている。
杉苔が一面に覆いつくす。
鶴島・亀島・枯れ龍などを配す室町時代の創建。
江戸期には庭師雪舟流の家元谷千流改装。
草行山水自然形の庭園。
部屋から廊下を通してみるお庭。
昔の人は風流に楽しんだことだろう。
そんな訳なのか?手水場の水出どころ
「竹一本で流を表現」粋!
奥殿に差し掛かるところに石の標識、読める?
北朝光厳天皇行在所と書かれてる。
入ればわかる、ふすま一面菊の御紋
しかもなんと、北朝の天皇?
別に摩尼院があって南朝の天皇がいたんでしょ!
そう、後村上天皇他・・・
来kには北朝の三天皇と一皇太子がおわしました。
4年間も、奇しくも南北朝天皇の同居です。
ず~~~っと奥の間が天皇さんの間
恐れ多くも近づけない。
すだれが降りる場合もあるのか?
奥のお庭もすぐ塀があるが綺麗である。
枝垂れ桜が綺麗。
聞くところによると幽閉されていたとも!
楠木正成の仕業か?後醍醐天皇か?
そう思うと枝垂れ桜が寂しげでもある。
この白い塀の向こうには南朝の
後村上天皇がおわしますぞ。
廊下にで~んと備前焼の酒壺
銘酒「僧坊酒天野酒」の壺。献上酒である。
信長、秀吉、家康からの礼状も残っている。
廊下の板のふすまにはさりげなくこんな絵も!
可愛らしいがいつの時代の絵?
そんな建物を楽しんで宝物殿に進む。
写禁である。
部屋の外からなら良いか~~と撮ってみた。
これらの仏像や百人一首が陳列。
この黒いのは明王かな?
如来さんもおわします。
多分金剛寺のこと「大日如来」と思われるが。
ここには国宝4点重要文化財37点
ご存知国宝の3尊像
中央・国宝「木造大日如来坐像」平安時代 313.5㎝
左・国宝「木造降三明王坐像」鎌倉時代 220.9㎝
右・国宝「木造不動明王座像」鎌倉時代 207.5㎝
3体で1つの国宝と数えます。
国宝「日月山水図」屏風 六曲一双:右室町時代
これはまだ見ていない。
このほかにも国宝「延喜式」三巻や楠木正成自筆書状
などなど
文化財満載の天野山金剛寺でした。
河内長野には観心寺も延命寺も名刹国宝
もっとたくさんの人に見てもらわねば。
天野山金剛寺の素晴らしさ! [河内長野散歩]
天野山金剛寺の金堂の中には
国宝3体が納められている。
今は開帳していない、今非公開けど、垣間見ることはできる。
写禁につきHPからアップしました。
大日如来、不動明王、降三世明王の一組
本当に素晴らしいものです。
楼門に掛かる枝垂れを見た後は文化財見ようと
歩を進める。
その道中の桜にも目を捕らわれる。
この奥にあるのが摩尼院
重要文化財につきここ又写禁
入口から金剛寺の多宝塔、手前に井戸。
今は安寿さんのお住まいだが、後村上天皇の行宮跡。
素晴らしすぎる。
北朝の三上皇(光厳・光明・崇光)及び直仁親王が、
子院「観蔵院〔かんぞういん〕」に幽閉。
その中の枝垂れ桜も満開。
ここの文化財と庭を鑑賞に行くのだ。
その道中の桜を鑑賞しました。
東京の満開に対して、大阪1週間は遅れている。
しかしここ金剛寺の桜は見応え十分
グッドタイミングでした。
行宮に掛かる枝垂れ桜は悠久の時を思わせる。
幽閉されていた三天皇はどんな気持ちで眺めていたのか?
楠木正成を恨んでいたのか?
後醍醐天皇か?足利尊氏か?
そんな思いをはせながら愛でます。
するとひときわ、ピンクが艶やかに感じる。
多宝塔に掛かる桜もやっぱり良い。
この天野山金剛寺は広い敷地を誇っていたらしい。
今はひと固まりで楽しまるが、
講堂とか食堂とか、そこの前の川が天の川
そこにも桜がちらっと!
ソメイヨシノはまだでしたが、それも待ち遠しい。
4月1日、何かにつけてめでたい!めでたい! [等身庵]
4月1日桜咲く新入社員の入社式
めでたい!
しかも新元号「令和」に決定。
名刹「天野山金剛寺」の桜を愛でに行った。
名刹の紹介はさておいて今回は桜で行こう。
重要文化財の楼門の中におわしめす
金剛力士像「阿吽の阿」の方。
いい顔しています。
向かい側「阿吽の吽」の方
楼門くぐりぬけて入場。
入って右手が料金所、左手に早速桜!
毎年見に来ます。
去年は落慶法要のさ中の桜でしたが、
今年3月31日満開です。
楼門に掛かる枝垂れ桜!
なんと立派なことか。
御影堂(重文)に掛かる桜は枝垂れてない。
ソメイヨシノに先立って満開。
これまた重文「塔婆(多宝塔)」と枝垂れ桜のコントラスト
絵にも描けない美しさ!
まさしく満開。
桜の塊(ブロッサム)
これで多宝塔というのが分かるでしょ!
高野山には立派なのがあるね。
流儀・形式は受け継いでいる。
五佛堂の前の1本の枝垂れ桜。
五佛堂が隠れてしまう。
覗いたら5体の本尊さん「五智如来」凄い如来さん
2体は陰に隠れていますがいる。
その枝垂れ桜も楼門横にも負けていない。
大きさよりも形の清楚さが良い。
金堂に上がりました。
開放されていないけど国宝の3体覗けます。(写禁)
その金堂から五佛堂方向を見た。
その五佛堂の前にズンっと座して寛ぐ。
座しての景色が又素晴らしい。
ほぼ同じ角度ですが、境内を見下ろす。
しかも桜を通して、贅沢なひと時です。
楼門が低いところにあります。
隣の枝垂れじゃなく、凛とした桜を
スルーして見る。
春の風がぴゅーっと吹いた感じ。
黒いバックに光を吸収した桜
浮き出て桜が何かを主張する。
御仏道に上がって坐したの
お参りの場が下に!
そこでのろうそくの役割、粋です。
おまけも1枚
トユからの水が貯まる、アメンボが泳いでいた。
親子ですね。