世界最古の庶民のための公立学校「閑谷学校」 [旅行]
岡山藩主池田光政創建の閑谷学校に行ってきた。
8月31日夏休みの最終日
岡山備前の山奥、本当に静かです。
駐車場から
パノラマ撮影。
長い塀に囲まれた備前焼の屋根が広がる。
校門(鶴鳴門)立派な門です。
正面にあって、奥の聖廟と結ばれる。
普段は全く開きません。孔子さんと天皇家のみの門。
受け付けは右手にあって
そこから閑谷学校を望む
こっちの門は公門
どうも藩主様の出入り門
外から鶴鳴門と公門
その間、いやいや、学校を囲む石塀が立派過ぎる。
なんと学校全体の765mに及ぶ石塀
講堂に遅れること28年、1701年構築から300年以上も
全く崩れない石塀。
当代きっての石塔細工師として評価の高かった河内屋治兵衛を大阪から岡山に招聘
素晴らしいの一言
中に入って静観さと重厚さうまくマッチした景色は落ち着きます。
入って右手の閑谷神社。
創始者池田光政公を祀る神社
「芳烈祀(し)」とも呼ばれる。
講堂から受付の方向を望む。
緑が暑いのに涼しさを運ぶ感じ。
この木の向こうに聖廟(孔子像安置)がある。
この木は楷の木、2本は300歳以上、紅葉が見事らしい。
11月11日前後が見頃と教えてくれた。
聖廟の孔子像は見事らしく、年に3日ほどしか公開しない。
国宝「閑谷学校の講堂」
外観は入り母屋造り、火灯窓と備前焼の屋根が見事
1673年完成時は茅葺き、その後備前焼に葺き替え。
凄い数の瓦、重さも半端な良し、揺るがない。
湿気が残らないように空気入れなど工夫が随所に施される。
漆で囲って材木の腐敗を防いだりして現在から未来に続く。
火灯窓から室内を見る。
10本の欅の丸柱で支えられている。
全く曲がってないし、床も綺麗に磨かれているし
ネルでバックしながら拭き掃除とか
ボランティアさんの説明に感心しきり!
閑谷学校の奥にある資料館も拝見
徳川時代前期の池田藩の資料が並ぶ。
資料館の2階から外を見る。
昔の校舎跡。建物の色がピンクが良い。
ピンクハウスにも涼しい風が入ってくる。
8月最後の日
「日本遺産第一号の閑谷学校」今も昔の息吹を感じました。