隠れた名刹「普門寺」高槻にある [関西小旅行]
臨済宗妙心寺派
「慈雲山 普門寺」
高槻富田にある名刹を秋10月初めに訪れた。
萩の花が迎えてくれた。
京都黄檗寺の隠元禅師で有名とのこと。
隠元さんとはインゲン豆の謂れの明のお坊さん
隠元禅師の作った石畳の向こうには本堂(方丈)の屋根が見える。
創建は明徳元年(1390年)
細川春元・足利14代将軍義栄の居城でもあり、
お寺であり、お城でもある。
広大な土地であったと思われる。
石庭が見事である。
お寺さんから説明を受けた。
力説されたのは、長年廃寺となっていたのを
現在の住職が再興したという。
非常に歴史的価値の高いお寺。
酷い廃墟を再興維持している。
かっての寺領は失われ、檀家もいないとのこと。
廃墟の写真も見せられての力説でした。
良い枯山水のお庭です。
縁側でお庭を眺めながらお茶の接待を受けました。
干菓子頂きました。
ちゃんとお菓子にはプリントされていました。
普門寺
方丈の内部に案内されて説明を聞く。
ご本尊は釈迦如来、説明書には
隠元禅師が中国より渡来された。
唐時代の釈迦如来、脇仏右荷葉尊者・左阿難尊者は
中国の名高い仏師范道生作、と。
襖絵も廃墟と主に荒れ放題、
でも見事なもので
端っこには「狩野?信筆」としるしが!
もったいない襖絵です。
普門寺仏殿に掲げられていた額
隠元さんの額だそうです。
方丈の横にあるお庭
角ばっています。
写経堂の前のお庭は昭和の名庭園といわれている。
方丈の裏手にある庭は国の重要文化財指定。
阿武山を借景に作られた池泉式枯山水庭園。
枯山水としては異色の様式の貴重な遺構です。
こんな立派なお寺が高槻にあったとは!
インゲン豆で有名といったが、
同じような例としては「たくあん」